雨漏りの原因とは?すぐに修理することが重要です!
住まいにとって雨漏りは、建物の劣化を招く重要な問題です。
放置しておくと深刻なダメージを引き起こすため、早急に対処することが重要ですが、住宅の雨漏りは明確な原因がわからないケースも少なくありません。
そこで今回は、住宅の雨漏りで考えられる原因と、修理の重要性についてお伝えします。
マイホームを良好な状態で維持したいという方は、ぜひご覧ください。
□雨漏りが起こる原因は?
1:屋根板金の曲がり、破損
屋根の棟板金、谷板金、破風板といった部位は、経年変化により浮きや釘のゆるみが生じやすい箇所です。
これらは雨水の浸入口となりがちで、特に15年を過ぎるとそのリスクは高まります。
屋根に登ることは危険が伴うため、疑問点がある場合は専門会社に相談するのが賢明です。
雨漏りが生じた場合、屋根修理会社が板金の交換や修理を行い、雨漏りを止めます。
費用は一般的に15万円以上が目安となります。
2:屋根材の割れ、欠け、ズレ
スレートや瓦など屋根材の破損や脱落、強風によるズレも雨漏りの原因になります。
これらの問題は屋根下地から水が染み込む原因となり、特に屋根材自体の点検は専門家に依頼することが望ましいです。
修理方法としては、屋根材の部分交換やズレの補正があり、費用は規模に応じて1万5,000円から6万円程度が一般的です。
3:窓サッシの劣化
家の窓やドア、換気扇周辺のサッシと外壁材の境目に使用されるコーキングは、年月と共に劣化し、雨水の浸入口となります。
特にサッシ周りは雨水の影響を受けやすく、劣化しやすい場所です。
修理方法としては、古いコーキングを取り除き、新しいコーキング剤で補修します。
この作業はDIYでも可能ですが、確実な修理を求める場合は会社に依頼することをお勧めします。
費用はおおよそ3万円からです。
4:ベランダ床の防水層の劣化
ベランダ床の防水層が経年劣化により水を通しやすくなることも、雨漏りの原因です。
特に、ベランダ床だけでなく、外壁との接合部や立ち上がり部分なども注意が必要です。
これらの部分の防水層を新しくする工事が必要になり、作業は専門の防水工事会社に依頼します。
費用は一般的に10万円以上が相場となります。
5:外壁材のひび割れ
特にモルタル製の外壁を持つ家屋では、外壁のひび割れが雨漏りの原因となることが多いです。
ひび割れは窓周りに発生しやすく、幅が5mm以上の場合は特に注意が必要です。
修理方法としては、ひび割れに沿って外壁を削り、シーリング材を埋めて塗装する工事が一般的です。
これは専門会社に依頼することが望ましく、費用は5万円からが目安です。
6:外壁の目地のコーキング劣化
外壁の目地に使用されるコーキングの劣化も、雨漏りの原因になり得ます。
特に窯業系サイディングの外壁を持つ建物では、この問題が顕著です。
修理方法は、古いコーキングを取り除き、新しいコーキング剤で補修することです。
これもDIYでの修理が可能ですが、専門会社に依頼することでより確実な修理が期待できます。
費用は一般的に3万円からです。
□雨漏り箇所を修理せずに放置するとどうなる?
雨漏りを見過ごすことは、単なる小さな不具合ではなく、家の安全性や居住者の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
放置することで生じるリスクを理解し、迅速な対処の重要性を認識することが不可欠です。
1:木材が腐るリスク
雨漏りによる水分が木材を腐食させると、家の構造的強度が低下します。
これにより耐震性能が損なわれ、大きな地震が発生した際、家が倒壊する危険性が高まります。
2:害虫・害獣の発生
湿った木材はシロアリなどの害虫にとって理想的な環境です。
これらの害虫は木材を徐々に破壊し、家の安全性を脅かします。
3:健康被害の可能性
雨漏りにより発生するカビや細菌は、アレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があります。
特に、長期間にわたる露出は健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。
4:修理費用の増加
長期間にわたる雨漏りは、修理に必要なコストを大幅に増加させます。
初期段階で対処すれば避けられたかもしれない大掛かりな修繕が必要となるケースも少なくありません。
□雨漏り調査方法を4つ紹介!
雨漏りの原因を特定するためには、適切な調査方法を選択することが重要です。
ここでは、雨漏りの調査方法を4つご紹介します。
1: 目視調査
目視調査は、建物の外観や内部を直接目で確認する手法です。
この方法では、調査者が建物の周囲を歩き回ったり、内部に入って視察したりすることによって、建物の状態や潜在的な問題を目視で把握します。
目視調査によって、建物の劣化や損傷箇所を早期に発見し、修理することが可能となります。
2: 散水調査
散水調査は、建物の漏水箇所を特定するために行われる調査方法です。
主に屋根や外壁の防水性能や耐久性を評価するために利用されます。
この方法では、専用の散水装置やホースを使用して、建物に水をかけます。
散水調査によって、建物の防水性能を評価し、早期に漏水や損傷箇所を特定することができます。
得られた結果をもとに、修理や予防措置を行うことで、建物の耐久性や水密性を確保できます。
3: 紫外線投射発光調査(レインボービューシステム)
紫外線投射発光調査(レインボービューシステム)は、建物や構造物の表面や部品の欠陥や損傷箇所を特定するために使用される非破壊検査手法です。
この方法では、紫外線ランプや光源に反応して光る特殊な調査液を使用して、被調査物に紫外線を照射します。
紫外線投射発光調査(レインボービューシステム)は、視覚的には見えない微細な欠陥や損傷を検出することができるため、建物や構造物の問題箇所を効果的に特定することができます。
紫外線による発光効果を利用することで、欠陥や損傷が発生している箇所が明るく浮き出るため、視認性が高まります。
4: 赤外線サーモグラフィー調査
赤外線サーモグラフィー調査は、建物や構造物の熱分布を可視化し、異常な温度パターンや問題箇所を特定するための非破壊検査手法です。
赤外線カメラを使用して被調査物の表面温度を測定し、熱画像として表示します。
これにより、電気系統の問題や絶縁の劣化、断熱の不良、水漏れなどの異常を検出し、早期に対策を講じることができます。
□まとめ
今回は、雨漏りの一般的な原因と、それを放置することのリスクについて解説しました。
雨漏りは、家の構造的な問題だけでなく、居住者の健康にも影響を及ぼす可能性があるため、早期発見と迅速な対処が必要です。
適切な知識と早急な行動が、家と家族を守るためのカギとなるでしょう。
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