外壁塗装コラム

苔とカビの違いは何?家の外壁を守るための最適な対策をご紹介

家の外壁は、その美観を保つだけでなく、住まい全体の健康状態を反映する場所でもあります。
特に、外壁に生える苔やカビは、その家の環境や手入れの状態を如実に示すサインとなることが多いです。
今回は、外壁に発生しがちな苔とカビに焦点を当て、その違いや発生する理由、掃除と対策の方法についてご紹介します。

□苔とカビの違いとそれが生えやすい外壁の種類

*苔とカビの基本的な違い

苔とカビの違いは、植物とそうでない物との差にあります。
苔は植物の一種であり、日光と水が必要です。

一方で、カビは菌類であり、多湿環境と適度な温度があれば日光がなくても発生します。
このように、苔とカビはそれぞれ異なる条件で繁殖するため、その対策も異なるのです。

*外壁の素材と苔・カビの関係

外壁の素材によっては、苔やカビが生えやすい環境を作り出してしまうことがあります。
特に、凸凹とした素材やザラザラした素材は、水はけが悪く溜まりやすいことから、コケやカビに好まれる環境です。
苔やカビのはっせいを防ぐ際は、表面に水分が溜まりにくい素材を選ぶことをおすすめします。

*おすすめの外壁素材

苔やカビを防ぐには、表面が滑らかな素材が効果的です。
金属系のサイディングボードやタイル・低吸水性のレンガなど、水はけがよく乾きやすい素材が良いでしょう。

一方で、モルタル壁やコンクリート壁・スタッコ塗装などは、水分が溜まりやすく苔やカビが生えやすいです。
素材の耐水性にも考慮し、外壁の素材を選ぶことをおすすめします。

□苔とカビを防ぐための掃除と対策方法

1.掃除のタイミングと方法

苔やカビを見つけた際は、早めの掃除が肝心です。
特に苔は胞子が飛ぶ時期があり、そのタイミングを逃すと急激に増える可能性があります。

掃除の方法としては、塩素系の漂白剤や外壁洗浄剤が効果的です。
ただし、力を入れすぎると外壁を傷つける可能性があることに留意しておく必要があります。
高圧洗浄機を使用する場合も、その威力には十分注意を払いましょう。

2.塗装の選び方

苔やカビが発生する前に対策として外壁塗装を行う際は、防カビ・防藻効果のある塗料を選ぶことが重要です。
塗装に工夫を施すことで、長期的な対策が可能になります。

また、外壁の周辺に物を置かないことも、苔・カビ対策には有効です。
できるだけ物を減らし、風通しの良い環境を作ることで、湿気を溜まりにくくできます。

□まとめ

外壁に生える苔とカビは、外壁にとって害がある点では共通ですが、その性質や発生条件は異なります。
そのため、対策を施す際は、それぞれに適した方法を選ぶことが、美しい外壁を長く保つコツです。
この記事が、皆様の今後の外壁メンテナンスの一助となれば幸いです。

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