2024/12/03水切りに塗装は必要？塗装すべき理由を解説！

外壁塗装の見積もりの中に「水切り塗装」という項目を見かけ、その必要性や費用について疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
水切りは、外壁と基礎の境目などに設置される板金のこと。
雨水が建物内部に侵入するのを防ぎ、シロアリ被害のリスクを軽減する重要な役割を担っています。
この記事では、水切り塗装の必要性、費用、素材別の注意点、塗装すべき理由などを解説していきます。

水切りとは？場所と役割

水切りは、建物の耐久性を高めるために欠かせない部分です。

1: 水切りの役割

水切りは、雨水が建物内部に侵入するのを防ぐための重要な役割を担っています。
例えば、外壁と土台・基礎の間には隙間があるため、水切りがなければ雨水が浸入してしまい、土台や基礎が腐ってしまう可能性があります。
また、シロアリの発生原因となる湿気を防ぐ効果もあります。

2: 水切りの種類

水切りには、設置場所によって様々な種類があります。
・土台水切り（腰水切り）
外壁と基礎の境目に設置され、雨水が土台に侵入するのを防ぎます。
・軒先水切り
屋根の軒先に設置され、雨水が壁面に沿って流れ落ちるのを防ぎます。
・雨押え水切り
外壁と屋根が接している部分に設置され、雨水が壁面に侵入するのを防ぎます。

3: 水切りがない家は？

建物の構造によっては、水切りが設置されていない家もあります。
例えば、雨水が外壁を伝って土台や基礎部分に流れ込まない構造であれば、水切りがなくても問題ありません。
しかし、横殴りの雨や豪雨などで雨水が土台や基礎部分に侵入する可能性もあるため、水切りを設置したほうが安心です。

水切り塗装が必要な理由

水切りは、素材の保護と美観維持のために塗装が必要です。

1: 素材を保護するため

水切りは、主に金属製（アルミやステンレスなど）でできています。
これらの素材は、雨水や紫外線にさらされることで、サビや腐食が発生し、劣化してしまいます。
塗装をすることで、水切りをこれらの外的要因から保護し、寿命を長く保つことができます。

2: 美観を維持するため

水切りは、建物の外観を左右する重要な要素の一つです。
塗装することで、水切りを美しく保ち、建物の美観を維持することができます。
また、塗装によって水切りを目立たなくさせたり、逆にアクセントをつけることも可能です。

3: 素材によっては不要な場合もある

水切りには、塗装が不要な素材もあります。
・ガルバリウム鋼板
サビに強い素材で、塗装をしなくても長持ちします。
・樹脂製
サビや腐食に強く、耐久性も高い素材です。

ただし、これらの素材でも、経年劣化によって変色や色褪せが起こる可能性があります。
そのため、美観を維持したい場合は、塗装をすることをおすすめします。

まとめ

水切りは、建物の耐久性を高めるために重要な役割を担っています。
雨水や紫外線から水切りを保護し、美観を維持するためには、塗装が必須です。
ただし、素材によっては塗装が不要な場合もあります。
外壁塗装の見積もりを見る際には、水切り塗装の必要性についてしっかりと確認しましょう。

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