タイル外壁はメンテナンスフリー?デメリットも一緒にご紹介します!
外壁は家の外観に大きく作用するため、外壁をどのようにするかを考えるのは重要です。
外壁は色や素材を変えることにより家の印象がガラッと変わります。
タイルは家の外壁によく使われる1種です。
そこで、今回はタイル外壁の特徴について解説します。
□タイル外壁に必要なメンテナンスは?
外壁タイルは耐久性に優れ、一見メンテナンスフリーに思えるかもしれませんが、実は定期的な手入れが必要です。
ここでは、タイル外壁に必要なメンテナンスのポイントを具体的に見ていきましょう。
1:水洗いでの汚れ除去
タイル外壁の最も基本的なメンテナンスは、水洗いによる汚れ除去です。
高圧洗浄機を使った水洗いで表面の汚れを落とすことが可能です。
これにより住宅の美観を保つことができ、劣化の早期発見にも繋がります。
ただし、外壁全体の洗浄は専門業者に依頼するのが一般的です。
2:付帯部や目地のメンテナンス
耐久性の高いタイル外壁でも、付帯部や目地のメンテナンスは不可欠です。
特に目地部分は、シーリング材にひび割れなどが生じることがあり、10年に1度のメンテナンスが推奨されています。
定期的な点検とシーリング補修が外壁の健康を保つ鍵です。
□タイル外壁の劣化症状と適切な補修方法
タイル外壁の劣化症状には、いくつかの種類があります。
それぞれの症状に対して適切な補修方法を行うことで、タイル外壁の美観と耐久性を維持することができます。
1:白華現象(エフロレッセンス)
白華現象とは、モルタルやコンクリートから溶け出した物質が、タイル表面に染み出して、白く汚れる現象です。
特に、吸水性や透水性のあるタイルで起こりやすく、通常2~3年で自然に消えることが多いです。
ただし、ひび割れなどから水が浸入している場合は、自然に消えることはなく、適切な補修が必要です。
2:浮き・剥がれ
タイルの浮きや剥がれは、下地のモルタルや接着剤の劣化、施工不良などが原因で起こります。
タイルが浮いている場合は、早急に補修しないと、落下による事故に繋がる可能性があります。
3: ひび割れ・破損
タイルのひび割れや破損は、地震や強風などの外的要因によって起こる場合があります。
また、経年劣化によるひび割れも発生します。
ひび割れは放置すると、雨水が侵入し、内部の構造材を腐らせる原因となるため、早めの補修が必要です。
このようにタイルにも劣化症状が現れます。
劣化を抑えるため、劣化症状にすぐに気づくためにも定期的なメンテナンスは必要です。
□タイル外壁のデメリットとは?
タイル外壁にはメリットも多いですが、デメリットも存在します。
特に注目すべきは、イニシャルコストの高さや剥離・剥落のリスクです。
*イニシャルコストの高さ
タイル外壁は、サイディングや塗装と比べて、初期投資が高くなる傾向にあります。
しかし、長期的なトータルコストを考慮すると、30年を境に費用対効果が高まることもあります。
長く住むほどコストメリットが発揮されることを意識する必要があります。
*剥離・剥落のリスク
外壁タイル張りの最大の懸念点は、剥離や剥落のリスクです。
適切な素材選定と施工が行われていれば、これらのリスクは大幅に減少します。
最近では、外壁タイル用の弾性接着剤の進化や品認定制度「Q-CAT」の整備により、安全性が向上しています。
□まとめ
外壁タイルは、その耐久性と美観から多くの住宅オーナーに選ばれていますが、メンテナンスの必要性やコスト面での検討も重要です。
水洗いによる清掃や目地のメンテナンスがタイル外壁の寿命を延ばし、長期的にはコストパフォーマンスに優れる選択となり得ます。
また、イニシャルコストの高さや剥離・剥落のリスクについても、適切な対策を講じることが重要です。
これらの点を踏まえた上で外壁タイルを選択することで、住宅の価値を高め、快適な住空間を実現できるでしょう。
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